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辻の“こかげさん” [いのり・信仰]

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 笛吹市八代町に「北」という地区と「南」という地区があり、
その堺を接する辺りの、集落内の交差点、古い言い方で「辻」といえる場所に
小さなお堂がありました。
その謂われなどはまったくわかりませんでした。
で、今回の話題は、そのお堂ではなく、そのお隣にあった・・・

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 そうです、“こかげさん”です。
「蚕影大神」と書かれた石碑がそれで、養蚕の神様です。
(もっとも1字目は「蚕」という字の異体字となっています)
いまでこそ、この地域の産業の主力は、モモやブドウなどの果樹栽培ですが、
以前は、養蚕が盛んな時期があったんだなあと、
そして、その安定的なカイコ(蚕)の飼育、生糸の増産を
こうした神様に祈った歴史があったんだなあと思いました。

 このブログの過去記事から「こかげさん」を検索したところ、
次のようなものがありました。
よろしければ、あわせてご参照ください。

 1)「こかげざくら」2008年4月8日
 2)「こかげがみ」2008年3月14日
 3)「さんえん2」2007年1月15日
 4)「こかげさん」2007年1月10日