そうかい・・・30th [調査・説明会・講演会・シンポなど]
今日(2009年2月15日)の午後に、ある会の年次総会と記念講演会があり、
出席して、お勉強してきました。
上の写真は、その総会でのひとこまです。
ある会というのは、山梨県考古学協会といいます。
この会は、1970年代の終わりに、規模の大きな開発が、山梨県下の各地で進む中で、
貴重な考古学的発見が相次ぎ、そうした重要な歴史の証人となるべき遺跡が、
次々に消え去ろうとしていることに対し、
考古学遺跡の保存と活用を訴え、誕生したものなのだそうで、
このほど設立30周年を迎えたとのことです。
総会の後に続けて、記念講演会が開かれました。
講演会に先立ち、講師紹介をかねて挨拶される谷口会長さんです。
そしていよいよ講演会の始まり。
演題は「戦国期金山と黄金の世界」、講師は
帝京大学山梨文化財研究の萩原所長さんでした。
今回のご講演では、戦国期の金の精錬に関する最新の知見や、
全国各地の鉱山遺跡の事例、文献などに基づく細かなデータなどが
織り交ぜられて、とても豊かな世界が紹介されました。
まさに、まばゆいばかりの世界に、
しばし、心豊かな時間を過ごすことができました。
こちらが、総会と記念講演会がもたれたYGUの学舎です。
こちらも、講演会が終わった頃の西に傾いた早春に日を受けて、
まばゆく輝いていましたよ。