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50まん・ぶい [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 こちらは、黒野田林道に沿って見られる
葛野川線の送電線です。
手前が29号鉄塔。向こう側は28号鉄塔です。

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 葛野川線29号鉄塔の全容です。
この送電線は、葛野川発電所と西群馬幹線220号鉄塔を
33基の鉄塔で結んでいますが、設計送電電圧は、50万ボルト。
西群馬幹線の100万ボルト送電の鉄塔と比べると、
だいぶスマートですね。

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 29号鉄塔の上部です。
これでは読めませんが、一番上の架空地線を支える腕には、
白いプレートが付けられていて、「29」の文字が読めます。
左右2回線の50万V送電線を支える腕が、
右と左で、長さが違っています。
これは、送電線が前後で曲がっている(水平角が付く)ので、
力のバランスをとって、設計されているのです。
 送電線鉄塔は、環境や、送電電圧、前後の取り回しなど、
さまざまな条件によって、1つひとつ考えられ設計されているようです。