ていねいなお諏訪さんをていねいに(2) [神社まいり]
こちらの写真は、前々回の記事の1カット目と同じ(再掲)です。
この写真で正面に見えている石鳥居の左手に手水場が見られますが、
その向こう側に、手水場と重なるようにして、何やら白い看板が存在しています。
その看板というのは、これ!
「諏訪神社木彫神像」と題された、写真付きの文化財の解説板でした。
昭和40年5月13日付で山梨県指定文化財(彫刻)になっている2体の神様のお像のことが
細かに記されて、紹介されているのです。
なかなかないですよね、こういうの。テキストはあるかもしれませんが、写真付き。
しかも仏像はよくありますが、神像の公開はあまりないですから。
ていねいなお諏訪さんをていねいに(1) [神社まいり]
前回に取り上げた南アルプス市曲輪田の諏訪神社の訪問記録の続編で、
ここのお諏訪さま、とてもていねいに、というか念には念を入れて、
という感じでお祭りされていることを大特集します。
まずは、正面の石鳥居のことからです。
この写真に見る石鳥居の右下にご注目。
このような石碑が建てられていました。
黄色く見えるのは、地衣類のせいかなと思われるのですが、それはとりあえず置いて
問題は碑文の中身です。
タイトルは「石鳥居奉賛者芳名」 世話人から始まる13行分の石鳥居の像立を支えた方々の
御芳名が記されていまして、その後の碑文末尾の行に「昭和十一年五月建立」とありました。
とても厳しい時代に、そうしたことを成し遂げ、その賛同者のお名前を残されているのです。
この辺りが、とても丁寧な対応に思えたのです。
(他の神社で、なかなかそうしたのを目にすることがなかったからです)