風林火山ゆかりの地を訪ねてきました [エートマンの日記]
昨日から一泊二日の日程で、新潟県と長野県の
大河ドラマ『風林火山』の舞台となった場所を巡るツアーがありました。
旅行したのは、博物館のボランティアの皆さんです。
写真は、2日目の本日、春日山林泉寺の山門前での記念写真です。
再興されている林泉寺の本堂の堂内です。
厳かな雰囲気に包まれ、とてもよい空間でありました。
その堂内のご本尊の左手に、ご覧のようなお像がお座りになっていました。
そうです。上杉謙信です。
林泉寺は、謙信の祖父が、亡父の菩提をとむらうため建立された
上杉家(はじめ長尾家)の菩提寺です。
その林泉寺の境内には、謙信も葬られているとのこと、
そちらも、お参りしてきました。
秋の野歩き [エートマンの日記]
今日は、休みでしたが、所用などが片付き、
外歩きができるようになったのは、4時近くになってからでした。
で、遠征先は、笛吹市八代町岡の稲山溜池の周辺でした。
稲山溜池は、今年の2月23日の記事にも出てきますが、
甲府盆地を見渡すことができる風光明媚なところで、
今日は、釣りをしている人も見かけられました。
これは、ゴボウです。
2つめの写真を撮るために一段高い場所に上がったところ、
そこの畑の一角にゴボウが栽培されていました。
ゴボウに注目したのは、先月末にある方のブログに、
> 巨大なアザミの様な、トゲトゲでピンクの花がついたものがあったので、
> 一体なにものなのか訊ねたところ、
> 「それはねえ、ごぼうなんだよ」
> とのお答え!!
> おおっ、ごぼうの上の方がどうなっているかなんて考えたこともなかった・・・
(『蛙屋日記』2007年9月5日より)
との書き込みがあり、それを読ませていただいた後、
そういえば、当方もゴボウの花って見たことないなぁ・・・と
それで、注意深くゴボウの様子を見ることになった次第です。
結果は、この畑のゴボウにも花らしきものなんて、影も形も見あたらない・・・
それで、さらに周囲をキョロキョロしてみると、
こんなんがありました。
家に帰って調べたところ、これは夏に咲いたゴボウの花のその後です。
実になっているのでしょうか。
ゴボウは、キク科ゴボウ属の2年草で、春にタネを播いたのが育ち、
秋になって、今回のはじめの写真のように・・・。
冬を越して翌年の夏に花を咲かせるというライフサイクルを持つそうで、
ふつうは、花を咲かせる前に、人さまが、その根っこを丸ごと掘って
おいしくいただいてしまうので、なかなか花を見ることは少ないのだとか。
最近では、園芸目的で栽培することも出てきているそうです、キンピラなんか
がまん、がまん・・・
ゴボウ畑から下りながらの甲府盆地東部の景観です。
ススキの穂が、とてもきれいでした。それに、おやまあ、送電線も・・・
やがて日没を迎えました。
今日も終わりです・・・。
台風一過 [エートマンの日記]
今朝、出勤途上で撮影した笛吹川のようすです。
上流に降った雨を集めて、普段に比べ、かなり増水しています。
お昼過ぎの空模様です。
県立博物館の前庭で撮りました。
ところで、いま、博物館では、100年前に山梨県を襲った 大水害のようすやその後の復興にかかわる歴史などを取り上げた 「『コメキタ』『アスヤル』」という小企画展(シンボル展)を 開催しています。9月24日まで。
災害は忘れた頃になんとやら・・・といいますが、
そうした歴史をきちんと踏まえ、備えを万全にすることが大切・・・
台風一過にそんな想いが脳裏に湧き上がりました。
夕方になっても、水たまりは、ところどころに見られ、
風で飛ばされた木の葉も見られますが、
水面には、青空ものぞいてきていました。
南アルプスの山並みに、太陽が沈んでいったのは、17時40分ごろでした。
いちおう夕焼けです。明日は晴れ上がるのでしょうか。
時計塔たくさんある町 [時計塔および類似施設]
時計塔その1
当ブログでは、これまでも各地の時計塔を見てきましたが、
このほど(9月3日)、南部町福士周辺で、時計塔が多く見られましたので、
まとめてご紹介します。
時計塔その2
時計塔その3
時計塔その4
いかがでしたか。写真、あまりよくないですが、
そしてその地域で徹底して時計塔を追いかけたのではなく
たまたま目にしたものを集めたものですが、
気になるものがありましたか・・・。
ひのみちゃん (その4) [火の見櫓]
先日(9/3)に、峡南地方で見た火の見櫓です。
左は、身延町四日市場で、また右のは、南部町福士で見たものです。
一見すると、単なる火の見櫓ですが、実は興味深いナゾ(?)が・・・
左側には、ホースが1本干してあるが、右はそうでない・・・
確かに、このところ各地で防災訓練が行われていて、
その際に使用したと見られるホースを乾燥させるため、
火の見櫓につるしているのをよく見かけますが、そうしたことではありません。
火の見櫓の構造そのものに関する大きな違いです。
左側のは、上下2つのステージ(そう呼ぶかどうかわかりませんが仮に・・・)の
平面形が四角形をしていますが、右の方の場合は、
この写真ではわかりませんが、実際は、円形をしています。
峡南地方の北側では、四角で、静岡県寄りの地域では、円形になる・・・
それには、どんな意味があるのでしょうか。
また、その分布域の境界線は、どの辺りになるのでしょうか。
今度またじっくりと調べてみたいと思います。
わかりましたら、皆さまにご報告します。お楽しみに・・・
えとき・・・ [悲しみの記憶]
南部町(旧富沢町)の最恩寺さんの境内でお見かけした観音菩薩さまのお像です。
身延町の南松院さんの境内でお見かけしたお釈迦さまのお像です。
身延町(旧中富町)の円光寺さんの境内でお見かけした日蓮上人のお像です。
今日のお話は、これら3点の画像で始まる絵解き話。
このあと、「続き」からご覧ください。
橋巡礼070901 [川と橋の文化誌]
北杜市長坂町小荒間の高川に架かる橋を見ました。
近くに「三分一湧水」という名所があります。
この写真は、その「三分一湧水」の方から見たものです。
右手の親柱には「ゆうすいばし」、左側には「平成16月3月」と記されています。
こちらは、対岸の「水の里公園」側から見たものです。
こららでは、右手に「湧水橋」とあり、左手に「高川」とあります。
この橋は、歩行者専用ですが、橋の構造がとてもおもしろいです。
それは、川を挟んだ左右の橋台に太いワイヤを繋ぎ、川を渡します。
欄干も含め、路面を支える構造は、
2本の太いワイヤの上に乗るかたちになっているのです。
現地の案内板にあったマップですが、これにより位置関係が
おわかりいただけるでしょうか・・・。
バーチャルかかし祭り [かかしワールド]
稲穂が首を垂れてくると、スズメさんなどが、
それっ、ごちそうだ、と集まってきて、農家の方はこまります。
そこで、この時期、昔からかかしが建てられるようになってきています。
そこで、今夜は、デジカメでひろったかかし画像を並べ、
個人的なテイストのかかし祭りを行おうとするものです。
遺跡説明会がありました・・・ [調査・説明会・講演会・シンポなど]
今日から9月です。あの8月は、もう行ってしまいました。
さて、初めの写真は、2003年12月2日に撮影したもので、
南アルプス市野牛島地内から中部横断道の高架越しに、
初冬の富士山を見ています。
今日は、峡北方面に足を伸ばし、どこかできれいな富士山が見られたら・・・
ということで出発したのはいいのですが、全体的に雲が多めで、
富士山はダメそうだな・・・とのことに。
あっ、そうだ。今日は、遺跡の現地説明会が開催されるとテレビでいってたなぁ、
いまからでは、開始時間には間に合わないが、なんとかなるかも・・・
(動機が不純ですみません・・・)
こちらがその遺跡の説明会場です。
もう大勢の方が集まって、説明はスタートしていました。
あわてて、受付をさせていただき、集団のおしりの方につきました。
こちらは、遺跡の全体のようすを別な方向から見たもので、
6カットの写真を合成した超広角写真となっています。
遺跡は、「野牛島・西ノ久保遺跡」といい、縄文時代から中世に至るまで
断続的に土地利用された痕跡を伝えるもので、南アルプス市教育委員会さんと
山梨文化財研究所さんが、調査を担当してこられ、
その成果を本日、現地で公開されたということです。
目の前に、掘り出された奈良時代とかの住居の跡などを見ることができ、
とても幸せな気分に浸りました。
関係のみなさま、お疲れ様でした・・・、そして見学の機会をいただき
厚く感謝申し上げます。
なお、内容が盛りだくさんで、その後の計画もあったので、
途中で失礼をしてしまいましたが、あとで説明会資料をじっくり拝見したところ、
あんな出土品やこんな資料も出ていたんだぁ、もうちょっと粘れば見られたのになぁ・・・
と、せっかちな性格がもたらしたドジに、後悔の念しきりでした。