「かぐや」お疲れ様でした [月や宇宙・宇宙開発]
出典:JAXA official HP. URL:http://www.kaguya.jaxa.jp
今晩のニュースで、わが国の月周回衛星「かぐや」は、
明朝3時25分ごろ、月面に落下し、その観測の役割を終了すると伝えられました。
2007年9月14日10時31分の打ち上げ、翌月に月に到達、
以来、周回軌道をまわりながら、たくさんの観測を行い、
感動的なデータをもたらしてくれました。
このほど、制御するための燃料が切れるなどのため、
月面に衝突させて(上の図の赤い星印の場所に)、その運用を終えるとのこと、
「かぐや」とそれにかかわったJAXAの皆さんに、深く敬意を表します。
ばぶりぃーな橋 [川と橋の文化誌]
南アルプス市下市之瀬と増穂町天神中条を結ぶ、通称「天神通」です。
この道路が、富士川支流の長沢川を渡る、増穂町小林地内で、
とてもバブリィーな橋を見ました。
(ごめんなさい、未完です・・・という状態が続きましたが“完結編”できました。6/29)
このピアは・・・?! [川と橋の文化誌]
昨日、市川三郷町下大鳥居地内の富士川左岸堤防で、上流側を見た光景です。
遠くの左手に富士川大橋が見えます(この写真ではわかりませんが・・・)。
堤防を北上し、近づいてみました。
富士川の河川敷に、橋台が3基。
一番手前(東側)は、ほぼ完成のもの、その向こうに作りかけのものが2つ。
そして反対側の方向にも1つ。こちらは完成状態でしょうか。
これらは、どういうものか。
それは、中部横断自動車道が、増穂町-市川三郷町間で、
富士川を渡る橋梁の下部工なんでありまして、
出水期に入ったため、工事が中断しているのでした。
数年後にここに立つと、上部工も完成した、あるいは供用開始された
中部横断道の姿が確認されることでしょう。
それに向け、秋になれば、また工事は、再開されることと思われます。
「稲村神社のエノキ」 [巨木・記念木・気になる木]
都留市小形山の稲村社の境内に、エノキの記念木がありました。
かたわらに設置されている説明板によると、
平成5(1993)年1月18日に指定された、都留市指定天然記念物ということでした。
参考のため、説明板の主文をメモしておきます。
エノキは、本州から四国、九州、朝鮮半島、中国南部にかけて
広い範囲に分布する落葉高木である。県内には、同属のエゾエノキ
とともに、各地に巨木があるが、郡内地域には著名な大樹が少なく、
貴重である。
稲村神社のエノキは根廻り8.8メートル、目通り幹囲3.8メートル、
樹高27.0メートル、枝張り東西25.0メートル、南北24.0メートルを
測る規模を有している。また、国蝶オオムラサキの食草として、
地域住民が大切にしている木である。
北側から見たエノキの木の全容です。
ご神木とされているようで、注連が張られていました。
なお、このエノキは、『山梨県の巨木誌』にも所収されています(p.231)。
[補記:画像データ再整備しました 2023.9.6]
いなむらしゃ [神社まいり]
前回の記事の尾県郷土資料館(旧尾県学校校舎)の北側に隣接して、
この神社がありました。
社前の鳥居の額に「稲村社」とありました。
鳥居をくぐり、手水場から拝殿とその背後の本殿を望みました。
ところで、稲村社さんという神様はどのような神様なのでしょうか。
不勉強にしてよく分かりません。
“犬も歩けば棒に当たる”といいますが、
エート・マンがあるけば、次々と、新たな課題に当たります。
なお、この稲村社のある場所は、富士急行線田野倉駅から高川山に登る
登山ルートに当たっているようで、ネットで稲村社を検索すると、
山登りの通過ポイントとしてのそれが多くヒットしました。
尾県郷土資料館 [博物館・展示会]
前回の送電線鉄塔のある場所、それは都留市小形山という場所でありますが、
その鉄塔の近くに、「旧尾県学校校舎」という県指定文化財があります。
敷地の入口部分にこうした表示が出ていましたが、
明治期に建造された学校の建物、いまは郷土資料館として利用されているのです。
この日(6/2)は、火曜日で、開館日でしたが、
ここを訪れた時刻は、すでに17時を回っており、閉館していました。
またいつの日にか、訪問したく思います。
(ここから大月市花咲にかけての送電線、谷村線もかなりおもしろそう・・・)
6月になっても“ねんが” [送電線と鉄塔&発電所・変電所]
前々回のリニア実験線のアーチ橋を見たポイントで、
視線を約90度、右側に振ると、このような景色が目に入りました。
ありゃりゃ・・・、あの送電線鉄塔の形は、ひょっとして・・・。
ずっと近づいてみると、やはり撚架鉄塔でした。
こういうのは、可能な限り足下までいってみなければ・・・。
谷村線24号鉄塔。高さ27m、昭和51年8月建設。
そうなんだぁ、お初にお目にかかれて光栄です。
この鉄塔が支える送電線は、この場所で水平角が付いているので、
腕の構造も左右非対称になっています。
こうして見ると、撚架鉄塔もたくさんあるものですね。
火の見ちゃん34 [火の見櫓]
富士急行線都留市駅の駅前のようすです。
都留市の玄関口の1つ、そこで見た・・・
久しぶりに登場の、火の見ちゃんです。
駅前に、どうどうと火の見櫓があるなんて、感激です。
実は、この火の見ちゃん、誕生年がわかる貴重な資料の1つでもありました。
四隅にある構造材の1つに、溶接を盛り上げる手法により、
紀年銘が陽刻されていたのでありました。
曰く「昭四一・九月」 すなわち1966年9月の建設のようです。
これは、今まで見てきた中では、新しい部類にはいるのかなぁ・・・。
「第七部」と消防団の部名、それに制作者のなんとか鉄工という文字が
紀年銘と同様に記されたプレートもありました。
細かな部分、とてもていねいに作られていて、
装飾性も豊かです。