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ばとうさん 2 [いのり・信仰]

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 このところ、天気のよい休日に、外をあちこち歩いて撮影し、
それで一週間くらいもたせるというような暮らしをしています。
 この前の休日の1月22日に、200カット余りを撮影した
画像を見直していると、もう一つ馬頭観音さんを
撮っていることに気付きました。

 前回の馬頭観音さんは、けっこう頭の上の馬の形がリアルで、
日光の当たり方もちょうどいい感じでしたが、
今回のは、既に日陰になっている場所でしたので、
写真とすれば、ちょっと目立たない感じでした。

 前回の馬頭観音さんをアップしながら、いつごろのものかな・・・
なんて思っていたのですが、カメラをもって歩くと
パチって撮って、さあ次・・・と、そのものをじっくり観察したり、
メモを取ったりすることが少ないので、年代とか細かな情報までは
たいていうまく拾い切れません。
 しかし、今回のものには、馬頭観音像の右手に「文化」の元号が
写真から読み取れ、文化年間(1804-18)のものであることが
わかります。
ふーん、約200年前か・・・。

 ちなみに、前回のは笛吹川支流の七覚川左岸堤防下の道路脇にあったもので、
今回のは、同じ笛吹川支流の浅利川右岸堤防の下の道路脇にあったものです。
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ばとうさん [いのり・信仰]

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 先日(1/22)見かけた石造馬頭観音像です。
ちょっといい感じに撮れたので、ここにのせることにしました。

 前回の記事で、このブログの訪問者履歴をたどるグラフをのせながら
軌跡という言葉を使いましたが、特段にはじめから軌道ができている訳ではなく、
歩いてきた結果が軌跡という意味であります。

 昔の人は、長い道のりを旅するなかで、
道程の安全をその通過する土地の神様に祈りました。
やがて、そうしたものの象徴として、馬頭観音菩薩が
この写真のように板碑状の石にレリーフにより表されたり、
また「南無馬頭観音」などとそのまま名号が刻まれたりしたものが、設置され、
道行く人や荷駄の馬などを守るものとして、長く信仰を集めてきました。

 当ブログも、これまでとこれからのささやかな発展を
ここに登場願った馬頭さんにお祈りしたいと思います。

(撮影: 2007.1.22 中央市高部にて)
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