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いろんなところから鉄門 [公園・史跡]

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 7月最後の日、甲府・北口にある県立図書館の一室から鉄門を見てしまいました。
厚めのガラスを二枚とおしてみていますので、雰囲気がまったく異なりますが、確かに鉄門です。
 向こうの鯱がのってるのがそうです。
手前の屋根は、本丸に整備されているトイレのそれです。

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 それより少し前、南側から見た鉄門です
夏の日差しを受けて周囲は、あちちですが、白い壁を見ていると、
少し涼しげに感じられるのでした。

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 7月最後の日から10日余り前、直線距離にして約10km南東の笛吹市御坂町の
花鳥山付近から見た甲府城跡で、天守台石垣が比較的わかりやすいと思いますが、
左手に見える鉄門も白く確認できます。


[補記:画像データの再設定をおこないました 2023.11.12]

進む山梨リニア実験線工事(32=最終回) [やまなしリニア]

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 笛吹市八代町岡地内で見た山梨リニア実験線です。
これまで30回あまりにわたって実験線建設工事の進捗状況を勝手に記録してきましたが、
新しい土地利用のかたちは、次の段階に進んできていることが本日明らかになりました。

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 したがって、今回が「進む山梨リニア実験線工事」ということでは、最後となります。
ご覧のように実験線は、ひとまず完成を迎えたようです。

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 向こう側のトン円ルに接続するフードと、手前のトンネルの入り口フード部まで
いわゆる明かり区間がまっすぐに見えています。
もうすぐここを実験車両が行き来するんだ・・・。

 いえ、実は違ったのです。

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 報道によると、実験線は6月末までに完成していて、7月になってから実験車両の慣らし運転が
始まっているとのことでありました。

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 運がよければここを実験車両が通過するのが見えるのです。
そういうときがやって来たのです。



[補記:画像データの再設定をおこないました 2023.11.12]

ひっつき虫の花 [はないちもんめ]

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 先日来の河口浅間神社での話題ですが、稚児の舞が奉納された浅間神社のご本殿であります。
周囲は、杉などの社叢が囲んでいて落ち着いた雰囲気となっています。

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 社叢の下草の中に、小さな花をつけた植物が見られました。
何という花なんだろう・・・。じっと近づいてみました。

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 その1つ、マルバヌスビトハギです。
マルバヌスビトハギは、マメ科ヌスビトハギ属の植物で、いま花期を迎えています。

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 もう1つ、ハエドクソウです。
こちらは、漢字で表すと蝿毒草。ハエドクソウ科ハエドクソウ属の植物で、
根から抽出される成分で、昔から蝿をやっつける蝿取り紙に使われたことからその名があるとか。

 どちらの花も、小さな見過ごしてしまいそうな花です。
共通点は、神社の社叢の下草として、だけじゃなく、やがて付く実が「ひっつき虫」だということ
でありました。


[補記:画像データの再設定をおこないました 2023.11.12]

河口湖大橋の遠望 [川と橋の文化誌]

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 前回の「長崎トンネル」の河口地区側入り口部付近から、あらためて河口湖を望みました。
この画面は2枚の広角撮影の写真を画像処理ソフトMS-Excel2003によって接合させたものです。
その右手にズームインしてみましょう、次の写真で。

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 そこに見えたのは、河口湖大橋でありました。

   (略)産屋ヶ崎から対岸小立西之段を結ぶ。昭和46年開通。工費18億5,500万円。延長500m,     両側に幅2mの歩道をもつ。延長1,620mの河口湖大橋有料道路(県道河口湖富士線)
    が通じる。(略)当橋架橋は、シーズン中の付近一帯の渋滞緩和のためと
    中央自動車道富士吉田線の開通に備えたものである。
     (以上は、『角川日本地名大辞典』(19 山梨県)1984,p.301による)


 ちなみに、1971年の開通からしばらくは、上記の説明にあるとおり有料道路でありましたが、
これが無料化となったのは、2005年(平成17)6月7日のことでありました。
また文中の県道名は、今は県道701号富士河口湖富士線とされているようです。

 さてさて、富士五湖の中で湖面を横断する橋があるのは、この河口湖のみです。
橋が架かっているっていうと、何だか川みたいですが、実は河口湖は一級河川なんだそうです。
ちなみに、この河口湖と山中湖は一級河川、残りの西湖、精進湖、本栖湖は二級河川とされている
とのことでありました(県のHP等による)。

 ともかく、この時は、夏休みに入ってすぐの日曜日でありました。
世界文化遺産に登録された「富士山」の構成資産の1つだと聞いておりますが、
この時は、とても静かで穏やかな表情を見せていました、河口湖は。
主役の富士山は、雲隠れしていたのに合わせてのことであったのかしら・・・。



[補記:画像データの再設定をおこないました 2023.11.12]

山梨にあっても・・・長崎トンネル [tunnels]

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 河口湖の湖畔を周回する県道21号河口湖精進線にあるトンネルの1つ、長崎トンネルです。
富士五湖のうちこの河口湖では、湖畔の汀線が極端に入り組んでいるので、
その周りを走る県道にもいくつかトンネルが設けられているのです。

 本栖湖などにもそうした地名が見られますが、湖に長く岬状の地形が入り込むところが
長崎と呼ばれます。
河口湖の場合の長崎は、北東岸の河口地区と北岸の大石地区を隔てる尾根が湖にせり出すところ、
そこに設けられたので長崎トンネルというわけです。

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 坑口上部に設けられたトンネルの銘板ですが、近年のこうしたものには誰の書かという情報は
ほとんど見られなくなっています。
書体も、これは筆文字ですが、丸ゴシック体などで表記する例も多くなっています。

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 トンネルは、内部でカーブする線形となっています。
トンネル内でカーブさせることで、湖畔の道路をなめらかに走りやすくしているのです。

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 坑口の向かって左脇に詳細な銘板プレートがありました。
1996年3月の完成か、長さは200mだそうです。

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 今回の長崎トンネルのスケッチは、河口地区側の入り口部を見たものですが、
その場所でトンネル正面から90度左側に視線を振ると、前々々回の 「河口の稚児の舞」という記事のはじめの写真となるものでした。

雨が降りました・・・ [そらもよう]

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 これは、昨日の雨。
河口の稚児の舞が奉納されていた最中、にわかに降り始め、辺りをぬらした雨です。

 彼の地は、雨だったのに、帰ってみると当地はカラカラ。
ニュースでは、「いままで経験したこともない」ようなたいへんな大雨が
各地に災害をもたらしていることを伝えていました。
降るところには降るもんだなぁ・・・。

 しかし今日、しばらくぶりの雨となりました。
しとしとほぼ終日、でも夜になって道路が乾いて白くなっているのを見ると、
もうちょっとあってもいいのになぁ・・・。
でも、せっかくの慈雨ともいうべき雨に感謝しなくちゃ・・・。
そんな感じで7月の29日は暮れました。

県指定の七本杉 [巨木・記念木・気になる木]

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 河口の浅間神社といえば、大きな杉の木が7本、山梨県の天然記念物に指定されているのが
また注目されるところです。
写真は、そのうちの1本で、いちばん拝殿に近いもの、稚児の舞の合間に撮影したものです。

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 前回の記事に使用した写真をもう一度使い回すものですが、
稚児の舞が始まる直前の拝殿前のようすとしてご紹介した光景の
画面右手に写っているのがそれです。

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 もう1枚の使い回しを許していただくとすれば、これは参道入り口の写真。
このカットに右端にある大きな縦の看板に改めてご注目ください。
緑の地に「七本杉」の文字が読み取れます。
この神社の見どころの一つとされているのが、これでおわかりかと・・・。

 今回は、1本だけですが、いずれまとめて(いつになるやら、乞うご期待)。

河口の稚児の舞 [まつり・行事]

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 名勝「富士五湖」の1つ、河口湖でありますが、
広い湖の中でも、あの向こう岸は河口地区となります。
今日は、その河口の浅間神社に伝わる伝統芸能の「河口の稚児の舞」を見学してきました。

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 いまは、神社の背後を国道137河口バイパスができていますので、
県道となり、通行が緩和された道路に面した河口浅間神社の入り口です。
特別に青竹が建てられ、注連縄に新たに下げられた注連が目につきました。

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 神社の参道にはいると、まずは赤い大鳥居、そして町指定天然記念物の杉の並木、
その先が神門をくぐり拝殿へと続いていきます。
この写真は、画像補正を何度も繰り返しているうちにむちゃくちゃになったものですが、
絵本のようなできあがりが稚児の舞の雰囲気に合うかなと適当に考えてアップするものです。

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 午前10時過ぎ、少し早めに着いて見た拝殿前のようすです。

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 境内では、氏子の皆さんが忙しそうに支度をされていました。

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 そうこうするうちに、お母さんに付き添われたお稚児さんが順に神社に集まってきました。
いよいよです。

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雨が・・・ [そらもよう]

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 甲府盆地の北寄りのお空、発達した積乱雲が見られました。
大気の状態、今日も不安定で、各地で記録的な雨にみまわれたと、ニュースが伝えていました。
でも、当地では、雨が少ない・・・。

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 甲府盆地の西方、櫛形山がうっすら見えるところ、雨かなあ・・・。
いや雲間から日が降り注いでいる状況でした。
あの方面では、その後、夕立がたたきつけているように見える時間が続きました。

 で、当地は全く降らなかったかというと、そうでもなく、
午後8時前後にさっと降りました。誇りが押さえられるくらいの効果が得られたかな
そんな感じで終わってしまいました。

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 笛吹川(=富士川)の支流、七覚川の堤防に生えている大きなエノキの木です。
いつもなら、うっそうとしているのに、今日見たこの木は、背景のお空が透けて見えて
葉の数が少ないな、と感じたのでした。1枚1枚の葉の大きさも小さいなと・・・。
雨不足です・・・・・・。

火の見ちゃん63 [火の見櫓]

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 竹居地区コミュニティセンターを少しひいて眺めました。
画面の右寄りの敷地内に、道祖神場が見られたのですが、それは本来の形かどうか
ちょっと気になるところでした。

 それはともかく、あれがあるじゃありませんか。

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 火の見櫓です。四角い鋼製タワーで、四角い望楼、四角い屋根。

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 ここの火の見櫓は、内側に小さな機材庫が置かれています。
何が入っているんだろうなぁ。
エートマンの住む地区のことを参考にすると、消火用ミニポンプかもしれない。

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 その4つの脚の1つに、施工者と建造年とを示すプレートが見られました。
「神宮司鉄工所」「昭和四十年二月」と読めるのでした。
ということは、御年48歳ということになるでしょうか。

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 少し離れたところから見上げました。果樹園地帯に立つ1965年生まれの火の見櫓。
ここでも、放送用スピーカーがいくつも付けられていて、昔ながらの火の見の役割よりも
地域のお知らせ装置に比重が移っているように思えました。