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てんりゅうみなみ・17 そこにある意外な事実とは(後編) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 完結しないうちに、時間が経過してしまいました。
相撲でいうと水入りの大勝負(?)。なので、ページを切り替えて仕切り直しです。

 さて、1つ目の写真は、いま話題にしている天竜南線17号鉄塔の腕金部分の状況を見るもので、
前回の記事でも使用した写真の再掲です。
この写真の右側が、甲府の中心方向、山梨変電所側です。
そして、左手が、釜無白根変電所側です。
もっとも、天竜南線は、山梨変電所は直接には関係ありませんが。
下段に併架されている玉幡線は、この17号鉄塔の右側で、19号鉄塔まで併架されていきます。
そして左手側は、天竜南線とは独立し、平行して釜無白根変電所に続きます。
と、ここまでは、いわば今までの知識の総点検であります。

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 でも、問題発生・・・。

 この写真、よーく見てください。
たいへん大きなナゾがそこにあるのです。
夏休みの宿題にチャレンジしたつもりが、かえって泥沼にはまってしまったような感じです。

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 解説します。
本来、この写真に赤いラインで書き加えたように、ジャンパ線と呼ばれる線で、
繋がっていないと電気が流れません。
上の天竜南線では、ちゃんとジャンパ線ありますよね。それが、玉幡線では欠落している・・・。

 玉幡線は、ここでとぎれているのか・・・。
それは、回線表示パネルに変な書き込みがあるのと関係があるのか、
このナゾは、テプコさんしか知らない・・・・・。

(おしまい)
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てんりゅうみなみ・17(前編) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 前回の記事は、ちょっと詰めが甘かったのです。
公園できれいな夏のお花を取り合わせに送電線見ました・・・だけではダメだったのです。
テーマは、「夏休みの宿題」1つできましたぁ・・・、というところでしょうか。
 まず、今回の送電線鉄塔、前回のものと同じですが、見る方向を反対側からにしたものです。
それで、どんな送電線なのか、なぜ宿題のお答ということになるのか、
今回は、その辺をじっくり行きたいと思います。

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 まず、送電線鉄塔の、送電線を支えている腕の部分に注目です。
上段に左右3つずつの腕が出ています。
その部分が3相交流2回線として伝えられている天竜南線であります。
 そして、下段ですが、やや間隔が詰まって、同じように左右3つずつあります。
こちらは、玉幡線の2回線分であります。しかしながら・・・(それは、後で)。

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 山形鋼材で構成される鉄塔の、1つの脚部に、鉄塔名のプレートと回線表示を見ました。
一番上のものが送電線の路線名称や鉄塔番号などを表示するプレートです。
これにより、東京電力の天竜南線の17号鉄塔だとわかります。
昭和55(1980)年12月に建造されていること、高さ55mということもわかります。
 さてその下ですが、大きな数字で「1」とある左隅に、天竜南線の文字があり、
さらに下の「2」とある左隅には、玉幡線とあります。
 なおこの2の方には、右隅にも「釜白(変)側」の文字がありました。
ふつう、こうしたのは見られません。このことの意味が重要なのだということは、
この記事を書きながら考えつきました。
現場では、思いもしませんでしたので、この反対側がどう書いてあるか、ノーチェック。まずいです。

たいへんすみませんが、方針急変に付き、続きにつきましては、後記事でお願いします
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