進む山梨リニア実験線工事（７）

　2011年9月3日、台風12号の影響下、リニア実験線の建設工事、見てきました。
今回の見学地は、笛吹市御坂町竹居地内でした。
もう収穫が終わったモモ畑の向こうに、右手から左手に遠ざかる形で建設現場を見渡しました。



　それから望遠です。
最初の写真で左手の、いちばん遠くの方、上部工がとぎれています。
これはその辺りの状況ですが、画面中央では上部工のコンクリート桁の
型枠がもう外されるところまで進んでいます。
でもそのすぐ左手は、まだそこまでいっていない・・・
区間によって進捗がいろいろな、そんな状況でした。



　もう少し手前側の状況。
いませっかく上部工型枠が組まれコンクリート打設も進んでいると見られるところです。
注目はピアとピアの間を支える仮設足場。
それぞれの径間を支える足場に高低差が見られるのに注目です。
　どうやら、この付近では線形にゆるく勾配が付いているようですが、
型枠を組むための足場は、まずは水平に設定され、それをベースに
計算しながら型枠に傾斜を持たせ、勾配のある桁を作り上げているようです。



　こちらは、ベースの足場が作られつつあって、その向こうには、
コンクリート桁の断面が観察される状況です。



　こんな手の込んだ断面形のコンクリート桁を作るのですから、
ベースは、まずは水平に、その上に傾斜と、このような断面形をなしていく
そんな工事がおこなれている・・・との観察結果でした。