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木原の延命寺さん [寺院めぐり]

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 中央市木原の延命寺さんを、わずかな時間ながら拝観しました。
右手に少しだけ写り込むのは、前の記事の「延命寺のイチョウ」です。

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 延命寺さんは、真言宗の寺院で、甲府市右左口町の円楽寺の末寺、
山号を十輪山といい、寺伝によると室町時代、応永年間に創建されたそうです。

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 現状でそう広くない境内の中ほどに、このお堂が1つ建ちます。
正面観ではわかりにくいですが、入母屋屋根の棟は、前後の方向になっています。

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 お堂は、褄側を正面にしていて、お参り用に鰐口が掛けられていました。

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 境内の続きに墓地があり、短時間に見回した中で、
この陸軍の兵隊さんの墓塔が目をひきました。
1つの背の高い墓塔ですが、じっくり見ると(あまりじっくりではなかったですが)
3柱の御霊のお名前が刻まれていました。
1つの家から3方の若い命がお国のために捧げられたのでありました。合掌。

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 お寺は、盛期よりもかなり衰微しているように見えましたが、
境内の、おそらく入口と思われる部分に、壊れた万霊塔が倒れていて
そうした歴史を物語っています。
真言宗ということもあって、壊れた万霊塔には、梵字が多く刻まれています。

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 またその隣り辺りに六地蔵さんがレリーフされたものが据えられていましたが、
石碑の頂部にも、梵字がおかれていました。
おそらくお地蔵さんの種子であるカだろうと思われます。

  おん かかか びさんまえい そわか

 延命寺さんの本尊は、地蔵菩薩だそうです。
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延命寺のイチョウ [巨木・記念木・気になる木]

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 中央市木原の延命寺さんの境内に、市指定天然記念物となっている
大きなイチョウの木があります。
 なお、この延命寺のイチョウの写真で、右端の方の背後には、
前回「火の見ちゃん41」として取り上げた木原地区の火の見櫓が見えています。

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 イチョウの木の傍らに、文化財の説明を記した石柱がありました。
(この写真は、上下を詰めてリサイズしてあります)
これによると、市指定文化財としての「延命寺のイチョウ」は
 「樹高17.00m、目通り幹かこい3.30m、根まわり28.30m。
  実をつけない雄木と思われるが、枝の下がってこない雌木の特徴も持っている」
ということが、貴重だとされているようです。
説明の中で「根まわり28.30m」は、数字的に何かの間違いかと思われますが、
中央市の公式ホームページの中の文化財のリストの中では、
「延命寺のイチョウ」の解説文に、この表現は削除されています。

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 たくさんに広がっている枝々には、若葉が出てきていました。
イチョウも春なんですねぇ・・・。

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 大きなイチョウの木の梢で、カワラヒワがさえずり続けているのも目にとまりました。
カワラヒワにも春が来ているようです。
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火の見ちゃん41 [火の見櫓]

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 中央市木原で見た火の見櫓です。
かなり高い火の見櫓、足下は2つの建物に挟まれています。

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 ほら、足下、よーく見てください。
火の見櫓の4つの脚のうち 2つは右側に建物に埋まってしまっています。
限られた土地をできるだけ有効に使う・・・ということの結果なんでしょうね。

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 円形の平面の望楼に八角形の平面の屋根がついています。

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 この火の見櫓、とくに建設年代を示すプレートなどは見つかりませんでした。
火の見櫓を挟む建物のうち、左側は地域の集会所。そして右側は、消防機材庫のようでした。
火の見櫓は、現在の消防機材庫に先行して建てられていることが、
足下のようすでわかりましたが、機材庫の年代についても見ただけではわかりません。

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 消防機材庫のファサードに、かつて文字が貼ってあったようですが、
いまは取り去られて、痕跡のみになっています。
「豊富消防団第六部」と読み取れました。
かつての豊富村は、平成の大合併の結果、いまは中央市になっています。
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山の神・千本桜 2010 [はないちもんめ]

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 この前の日曜日(2010年4月11日)の午後、中央市木原にでかけ、
山之神の千本桜を 遠巻きに見学しました。
全景に桃の畑が広がり、「昇り龍」と名付けられた桜並木が
一段と華やかな感じに見ることができました。

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 桜並木が終わる一番上の辺りに山之神社(やまのかみ-しゃ)があります。
山之神社は、“お山の神さん”の名で親しまれていて、
毎年4月15日には盛大な例大祭が行われます。
麓から山頂近くの神社までの参道には、いつしか桜が植えられ、
つづら折れの山道に沿って、下から上へと桜が咲き上がっていくのですが、
それがあたかも白い(というかサクラ色の)龍が山を駆け昇るかのようにみえるので
いまでは例大祭に先駆けての「千本桜」が有名になっています。

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 たぶん今度の例大祭には、桜はほとんど散ってしまい、一番上の神社のまわりで何とか
という状況かと思われます。
もう少し早い時期が見頃だったようですね。

 『えーと 何だっけ?!』では、過去に2回、この千本桜に関する記事を載せています。
その年ごとに、千本桜のようすが異なり、ある時には、麓の方から一つながりに
昇り龍の姿が見られたりしています。
よろしければ過去記事ごらんください。

1)「山の神・千本桜」2008年4月20日・・・この年は遅かった?
2)「黄金村へ」2006年4月14日・・・この年は下から上まで
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夕暮れに香り漂うオオシマザクラ [はないちもんめ]

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 前々回の記事、「みさか・38 云々」で紹介した送電線鉄塔の建て替えを見ての帰り道、
御坂桃源郷公園にちょっとだけ立ち寄りました。

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 公園の周囲は、いままさに桃源郷。

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 でも、夕闇迫る辺りの状況より、心がとまったのは、こちらの桜。
第二農免道路によった方からの公園入口の場所にある桜です。

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 この桜は、オオシマザクラ。とても香りがよいのが特徴の1つ。

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 オオシマザクラは、開花と同時に若葉も開き始めます。
このオオシマザクラの葉は、桜餅のまわりを包む塩漬けの葉として利用されるものでもあります。

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 前の写真では、花の真ん中がピンクっぽかったですが、
こちらでは白っぽいですね。
同じ木なのに、花にふた色あって、よく見ると、開き初めはピンク
そして、咲き進むと、こちらのように黄色みがかった白になるように観察されました。
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甲府・北口3丁目のガスタンクをめぐって [ふむふむ そうなんだぁ!]

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 先日(2010年4月6日)の記事「普通列車・富士行き あっと甲府」において
最後にもう1つ付け加えようとしていた写真がありました。
それがこれです。
身延線の電車見たあとで、EH-200 ブルーサンダーが上り線を加速しながら
甲府駅を出て行くのを見かけたので、そのことも付け加えようとして、そのままになっていたのでした。

 ところで、この写真の左端にも写っているガスタンクをめぐって、
新たに知り得たことが2つありました。

 1つは、ずっと東京ガス(株)の甲府支店だと思っていたのが、
最近変わっていたことです。
2009年10月1日付けで、東京ガス山梨株式会社ということになっていたのでした。

 それから、もう1つは、その東京ガス山梨(株)の敷地の中にある
あのガスタンクの模様についてです。
いつからか、いま見る形にかわっているのは承知していたのですが、
いつ変わったのか、どんな経過があったのか、ほとんど気にしないでいました。
でもこのほど、このブログの読者、ryuさんからいただいたコメントによって
はたと気になり出しました。

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 こちらは、手元のファイルをひっくり返して探し出した、
少し前までのガスタンクのペイント状況です。

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 明るい緑系の地色に、甲府市の鳥・カワセミと、国の特別名勝になっている
御岳昇仙峡とをデザインして描き出していました。

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 そしてこれ、本日撮影のガスタンクです。

 さて、このガスタンクのペイントについてですが、ネットで検索してみると、
このような塗装に変わったときの地元紙の記事を掲載しているサイトが見つかりました。
そして、その記事によると、
 1)いあまるガスタンクは1985年に設置されたもので、直径約21m、容量は5000kl。
 2)12年に一度塗り替えられていて、1997年に塗り替えの際にはカワセミと昇仙峡が描かれた
 3)2009年9月に新塗装がお目見えする(日付は不詳ですが予告記事のようでした)
 4)新しいデザインは、舞鶴城公園や市が整備した歴史公園などの周辺景観に配慮したもの
 5)具体的には、お城の石垣や漆喰塀、屋根瓦などの色を用いた抽象的デザインとなる
 6)新デザインは「甲府駅北口まちづくり推進委員会」の意見を踏まえたもので
   北杜市の美術家・冨永泰雄さんによる「KOSHU COSMOS」と名付けられたデザイン
ということがわかりました。
なお、当該記事があったのは、冨永泰雄さんのWEBサイト「art work POTMAN」でありました。

 さらにまた、検索作業のなかで、全国のガスタンク情報を集めた「ガスタンク・マップ
というサイトがあることも知ることができました。
ガスタンク1つとっても、なかなか奥が深いですね(・・・エートマンの正直な感想です)。
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みさか・38 あるいはエートマンの執念 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 昨日(2010年4月9日)の午前、仕事でフィールドに出ました。
その時に撮影した写真の極々一部に今回のテーマが写っていました。
そうです、ぼんやりとですが、いくつか送電線鉄塔が写っています。
もちろん、それをねらったのではなくて、大きな写真の一部にそれが写り込んでいたのです。

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 その写真から、さらに今日のテーマの部分を切り出し、画像補整をかけました。
写真のほぼ中央に写っているのは、後でわかったことですが、
東電の御坂線の38号鉄塔でした。
実は、この写真で、目をこらしてもわからないと思いますが、
38号鉄塔に重なるように、赤と白の模様のクレーンが存在していたのです。
それはその後、場所を移すことになり、近くを車で移動した際に、
より明確に状況を視認したのです。
鉄塔の工事が行われているのではないか・・・・・。

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 気になって気になって、仕事が終わってから、現場を探しに行きました。
でも、日没後、相当時間が経過していて、真っ暗に近い状態。
コンパクトデジカメに、システムの限界の8秒間露光をさせて、撮ってみてもこんなもの。

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 でもね、テーマの部分のを切り出してみたところ、ほら、けっこう写っていましたよ。
モモ畑の枝や支柱が重なって、かなりわかりにくいですが、右側が、現役の御坂線38号鉄塔です。
そしてそのすぐ左側に、より大きくてより複雑な腕金が取り付いた鉄塔ができあがっていたのです。
もうクレーンは、確認できなかったのですが・・・。

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sakura light up our life [巨木・記念木・気になる木]

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 今夕、笛吹市御坂町の竹居地区で、きれいな夜桜を見学しました。
その時は偶然通りがかっての見学でしたが、後で、一昨日(2010年4月7日)の
山梨の地元紙の地域面(18頁)に取り上げられていたことを知りました。

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 桜の木の下に立ち、見上げると、ライトアップされた桜の花は、
昼間見るのとはまた違う、妖艶な感じられました。

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 その桜は、個人のお宅の隅の方にあり、すぐ脇に道祖神場がありました。
道祖神さんも、いつもと違う感じでおられたように思われました。

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 道祖神場に立っていた秋葉山の石灯籠、その根元から
桜がどんな風に見えるか狙ってみました。
期待したほどではなかったですが、こんな見え方もいいかな、と。

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 最初の写真とは反対側の方向から見上げました。
黒い闇に浮かぶ妖艶な桜、とてもすばらしいと思っていたのですが、
途中から、桜の中に潜む火の見櫓に目が行きました。

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 なんか、火の見ちゃんも、いい気分なんでしょうね。
いつかまた、昼間の火の見ちゃんを取材に来なくちゃ・・・、
ちょっと横道にそれましたが、とてもステキな笛吹市御坂町竹居の
ライトアップされた桜でありました。

 ところで、タイトルですが、どうしたことでしょうね。
そのタイトルの心は、昔 Debby Boone が歌っていて、とても勇気づけられた歌
You light up my life」をもじったものでありました。
(注意: 歌のタイトルのリンクをたどるとYouTubeで、Debby Booneの歌にたどりつきますが、
  いきなり音が出ますので、あらかじめご注意を!!!)
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ばとうさん ならんだ・・・ [いのり・信仰]

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 今日は、もうすぐ終わりますが、4月の8日。
お寺さんの年中行事では、「灌仏会」ですね。
それで、ちょっとばかり お釈迦様の世界に近い、
馬頭観音さんをとりあげました。
これも先日、穴山でのお花見散策の流れの中で見かけたもの。
お釈迦様の世界というか、観音さまというても、どちらかいうと
庶民の祈りの世界・・・。南無、ばとうさま。
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まど・・・です [これ なあにっ?]

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 先日、韮崎市穴山町で、お花見散策しているとき、
通りからすぐに見えた農家の敷地内で、こんなのを見かけました。
いったい何だと思いますか。

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 これは、エートマンには、すぐわかりましたが、
答えを申し上げると、桜の後は、それかよっ、と顔をしかめられるかもしれませんね。
実は、窓です。ちょっとおしゃれな造りの・・・。
真ん中の縦の柱を境に、壁の向こう側に2つの小部屋があり、
それぞれの小部屋にとっての明かり取りの役割をしているのです。

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 昔からあるスタイルの農家のトイレでありました。
その建物の手前には、今は落葉していて裸の木ですが、
イチジクの木がありました。
うーん、どうして昔のトイレの横には、イチジクが植えられていたんだろう。
そう、エートマンちも、そんなんがありましたよ、ずーっと昔。
で、ネットで調べてみたら、くみ取り式の昔のトイレの下の槽には、
歓迎しない虫がたくさん出るので、イチジクの生の葉を落として、
殺虫効果を期待したとの見解がいくつか見られました。
ふーん、そうだったんだ・・・。
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