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神内川ガード [鉄道・電気機関車]

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 JR中央線の山梨市駅と笛吹川橋梁の中間にある神内川ガードです。
南側から見ています。
ガード部分自体は、ある程度の幅がありますが、
前後の道路が、幅員が十分ではなかったり、曲がりがきつかったりで、
車の通行はあまりないようです。

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 通路の両側面の壁を観察すると、北側の1車線分(というか、1線路分)は、
中央線の開通時の姿をとどめているようです。
切り石積みで脇を固め、内側はレンガ積み。

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 レンガ積みのようすです。
煉瓦の積み方も、いろいろな種類があるそうで、
横手を並べる段と、小口を並べる段とを交互にして積み上げるこの積み方は、
イギリス積みというのだそうです。
(っていうか、こんな記事、前にもありましたねぇ。発展しねぇなぁ・・・)

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 ところで、どうしてまた唐突に、神内川ガードだったのでしょうか。
それは、初めの写真を撮った場所で、180度振り返ると、このような光景が・・・。
初めての出会いとなった送電線があったのです。
それは、東京電力の日本カーボン線・・・。
3相1回線の工場に引き込むための専用線なのでした。
いろいろあって、おもしろいです・・・。

それは突然に・・・昨日のブルサン [鉄道・電気機関車]

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 この場所を下りのブルーサンダーが通過するには、まだ間がある・・・

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 そんなこと考えながら、ぼんやりしていたら、突然に現れました、
上りのブルーサンダー。

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 EH-200の7号機でした。

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 BuleThunder、“青い稲妻”、すごいスピードで過ぎていきます。
でも、サブ・ニックネームのECO-POWERの文字も読み取れました。

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 それから「JRF」のロゴマーク。
日本貨物鉄道株式会社は、英語表記をJapan Freight Railway Companyとしているそうですが、
JRグループなので、通称は「JR貨物」で、これにより「JR Freight」
という表記がうまれ、略称としてJRFなんだそうです。

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 たくさんの燃料輸送用の貨車を連ねて、轟音と共に、go on していきました。

明日は満月 [月や宇宙・宇宙開発]

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 今日の18時17分の撮影で、月齢は13.06
暦では、明日が満月です。
 今日まで、よく晴れていましたが、
明日は、曇りがちとか、満月、見られるかどうか・・・。

立春も過ぎ・・・ [はないちもんめ]

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 立春も過ぎて、今日は、一段と春めいた日となりました。
が、朝のうちに、こんな光景も見られました。
流れの中で、勢い余った水が飛沫になって、流れの脇の草にからみつき、
凍ってしまっていたのです。
氷の花みたいです。
こんなの見ると、春はまだまだ・・・と思ってしまいます。

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 でも、お昼近くになると、上着もいらないくらいに・・・。
散策に出た町の、屋敷の境界にオウバイがしだれて、
春を告げる黄色の花をたくさん見せてくれていました。

富士山と送電線 [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 葛飾北斎の描く作品に、こんなのはない。
横山大観の絵にも、こんなのはない。
ちっぽけだけど、エート・マンならではの作品・・・でした。
 このところ、「送電線と鉄塔&発電所・変電所」というカテゴリを
ご覧くださる方が多いのに反応して・・・。
 この写真に写っているのは、甲信幹線の、甲斐市岩森を、
富士山を借景に、伝わってゆくようすです。
一番手前の、当初形の鉄塔が417号。
そして富士山の方向に順に、418号・419号と続いていきます、
とりあえず、甲府市住吉5丁目の山梨変電所まで。

主観的な見解による・・・ [地域の小さな歴史]

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 画面右奥に見えるお山は、茅ヶ岳です。
で、この写真は、茅ヶ岳の南麓地帯をとおっている、ごく普通の道路の交差点。
こうした道路が交わるところに、しばしば、道標(みちしるべ)が見られます。

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 「右・山道 / 左・逸見道」
自然石に彫りこまれた文字は、道行く人に、その先にある場所を教えています。

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 こちらは石でできた角柱に、道案内を刻みつけた、道標です。
やはり茅ヶ岳南麓地域で見たものです。

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 こちらは、左側面にも行く先の情報がありまして、
背面に当たる部分には、この道標を建てた組織の名称が刻まれています。
すなわち「登美村青年團大垈支・・・」と。
下の方は埋もれていてすべてはわかりませんが、
ともかく少し前の時代に活動していた「青年団」という団体が
この道標の設置者だったのです。

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 さらに右側の側面も見ました。
そこには、「大正十二年八月・・・」と読み取れました。
大正12年というと、1923年で、その年の9月1日には「関東大震災」が起きています。
微妙な時期を背景にした道標でありました。

 さて、主観的・・・とした記事タイトルですが、何が主観的だったのでしょうか。
それは、茅ヶ岳南麓地域には、道標が多い! という、短絡的な見解です。
2つ見たばかりで、そこまでいうか・・・と思われるかもしれません。
でも、たまたまですが、『知ってるけ~』というブログがありまして、
韮崎市のいろいろな見どころを楽しく、また興味深く発信しているものなのですが、
その本日付の記事が「道しるべの石標と木」というタイトルで、
同じ茅ヶ岳南麓地域の三之蔵という場所に見られるものを紹介していますし、
エート・マンの見てきた同様なものが、このブログの過去記事の中にあります、たぶん。
そんなわけで、あくまでも主観的に、いってしまいました。
 でも、どうして、道標が多いのでしょうか。
a)道、あるは交差点がたくさんあるから?
b)迷いやすい交差点ばかりだから?
c)行き先不案内な人がたくさん通る地域だから?
d)この地域のトレンドだったから?
 考え出すときりがなく、だからといって正解も見えるわけではありませんね。
下手な考え休むに似たり・・・ということで、今日はおしまい、おやすみなさい。

ある溜め池について [地域の小さな歴史]

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 1月の終わりに、甲斐市大垈にある、ある溜め池を訪れました。
おとなう人の姿も見られず、ただ静かな溜め池でありました。
沢を土手で仕切って水をためている灌漑用の人工池です。
現地には、古びた石碑が立っていましたが、「溜池之碑」と題されるのみで
池の名前はわからずじまいでした。
今になって、ネットのマップ(『ちず丸』)で調べてみると「伊豆ノ宮溜池」
という風流を感じさせる名前があるように出ていました。
 石碑の文面は、苔が多くて読みにくかったので、ところどころ拾い読みしますと、

  ・土地改良事業として造られたもの
  ・土堰堤は、総長90間・高さ33尺・上堤幅8尺の規模であること
  ・昭和21年度に着工し、昭和24年度に竣工したこと
  ・増産効果として、米2,261石・麦1石など

というものだとわかりました。

イノシシみたいな・・・ [いのり・信仰]

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 先人が切なる願いを込めて造立した路傍の石仏さん。
いくつかの種類がある中で、これは頭の上にお馬さんが表現されている
馬頭観音さんです。
舟形の光背にレリーフ的に像が彫り出されています。
像の、向って右手に「天明三年」と紀年銘が彫りこまれています。
天明3年(1783)というと、その年の7月に、浅間山が大噴火を起こし、
発生した火砕流で2万人もの犠牲者が出たことが記録にありますが、
折しも浅間山が、小噴火を起こしています。
馬頭さん、黙って何もおっしゃいませんが、
耳を澄ますと、「気を付けなよ」っていってくれているようです。

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 そんなありがたい観音さまに、ケチを付けるわけではありませんが、
この頭の上のお馬さんは、馬というよりはイノシシに似ているように見えてなりません。
そういえば2009年1月12日の過去記事では、ウサギさんに似ているのを
取り上げていましたっけ・・・。
表現はいろいろあっていいのですよね。
大切なのは、こ・こ・ろ、なんです。

送電線鉄塔に付くもの(1) [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 国道20号の甲斐市竜王地内にある、甲信幹線441号鉄塔です。
すでにこのブログには何度もしていますが、
前回(2008年11月16日)登場した折にいただいたコメントで、
この送電線鉄塔には、あるものが付いているということを知りました。
なかなかそれを確認することがないまま時間が経過しましたが、
このほど、見てきましたのでご紹介します。
ああ、この20号の歩道から見たのでは、樹木の陰でわかりません。

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 20号の脇にある、有名なY電気の敷地に入りながら見ると、
それは確認できました。

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 送電線鉄塔に取り付けられた、携帯基地局のアンテナです。
よくご存知の方の情報でわかったのですが、A社のものなんだそうです。

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 それから、こちらはやはり甲信幹線で、その428号鉄塔です。
こちらは、甲斐市龍地の赤坂総合公園、通称ドラゴンパーク
そのすぐ近くに立っているものですが、こちらにも同じように
携帯電話のアンテナが付けられているということで、
こちらもそれらしいものを確認しました。
 世の中には、送電線鉄塔のことを目障りな、わずらわしい存在と
感じておられる方もいらっしゃるように思われますが、
最近数が増えてきている携帯電話の基地局のアンテナも
同じような傾向がある存在ですね。
両者が、一体になって、今回のような事例が出てくるのは、
そういう意味でいいことではないかと思います。

火の見ちゃん29 [火の見櫓]

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 昨日の「長坂郷土資料館に行ってきましたぁ」の初めの写真の再掲です。
今日のテーマは、火の見櫓。
それと、この資料館、どう関係があるのでしょうか。
すでに、お気付きかも・・・。

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 もう少しクローズアップしてみますと、
資料館の外壁のガラスに、映ってますねー、火の見櫓が・・・。

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 ガラスに映っているということは、中からも見えるのではと思ったのですが、当たりです。
資料館の2階から見てみました。ご覧のとおりです。

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 ちょっとしつこいくらいに、のせちゃいますが、
今回の話題の火の見櫓の上半です。
真ん中くらいの高さと、一番上の望楼部分と、合わせて2か所に半鐘がありました。

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 資料館を出た後、本格調査開始です。
火の見櫓は、消防機材庫の上に建てられているように見えます。
そしてその機材庫には、「清春消防団第一部」とありました。
これって、昔、当地を「清春村」といっていたころのものでしょうか。
清春村は、昭和30年の町村合併で「長坂町」に変わっていますが、
この機材庫とは別の、隣にある機材庫には、
「長坂町消防団清春第一部」と書かれていました。
思うに平成の市町村合併を受けて、今は「北杜市消防団」となっているはずです。
この火の見櫓自体には、年代のわかる手がかりは認められませんでしたが、
機材庫に書かれていた文字から、歴史を感じることとなりました。

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 あいにくどんよりとした空模様でした。
晴れていれば、南アルプス北部の勇壮な山々を背景に
もっと美しく見えたでしょうに・・・。
それでも、とても心ひかられた清春の火の見櫓でした。