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みんしょうじ [寺院めぐり]

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 江戸時代に創建されたお寺さん、笛吹山珉照寺を訪ねました。
場所は、江戸の頃は、巨摩郡中郡筋大津村といいましたが、
現在の甲府市大津町です。

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 お寺の南側に、河川の堤防が見られますが、その堤防の向こうは、
いま、荒川と笛吹川の合流点となっています。
「いま」とこだわったのは、このお寺の山号が「笛吹山」とあるからで、
このお寺が誕生した頃は、必ずしも今と同じように2つの川の合流点があったかどうか
ひょっとしたら、もっと上流で合流し、ここは単純に笛吹川が流れていたのかな、
などと思ったからです(答えは・・・まだ確かめていません)。

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 本堂の前のスペースがあまりなく、引きがとれないので、こんな写真に。
左手の石柱に、山号と寺号が刻まれています。
それと、本堂は、最近になって建て替えされたようです。

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 その、あまり引きがない本堂の前を横から見ています。
右手のブロック塀のさらに右手は、墓地となっています。
浄土真宗東本願寺末の珉照寺は、江戸時代の初期にできたときは、
等倫寺といったようですが、いったん衰退し、明暦年間ごろに再興された・・・、
江戸時代後半に成立した地誌『甲斐国志』には、そんなふうに出ています。
いったんの衰退は、洪水などの影響なのかもしれません。
そうした影響をかぶりやすい環境の場所にあるお寺さんでした。
(いまは、堤防の改修が進み、そうした心配はほとんどなさそうですが・・・)
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杉花粉シャワー [おおっ!]

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 初め、山火事かしら・・・と思いました。
杉のお山に煙がもくもく・・・。
でも煙、黄色いのです。変だなぁー、あっ、そうか!

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 杉の木が、折からの風に乗せて花粉を放出しているところなのでした。
そんなわけで、エートマンは、昨日、いっぱいに杉花粉シャワーを浴びてきました。
お陰で、目はかゆいし、鼻水は止まらないし、もうたいへん。
よろしければ皆さまにもおすそ分けしましょうね。
この写真見て、杉花粉シャワー、想像してみてくださーい。
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まだ開花までには時間がかかりそうな千年桜 [巨木・記念木・気になる木]

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 こちらは、前の記事の「原間のイトザクラ」から北西に1km弱離れた場所にある
「本郷の千年桜」ですが、こちらは、まだ咲いていませんでした。

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 こちらの千年桜は、まだ咲いていなかったので、かたわらにある公民館の中に掲げられていた、
1983(昭和58)年に撮影された写真額で、その咲き誇ったようすを偲んでみます。
実は、原間のイトザクラと同じく、2009年11月23日にも訪ねていて、
これはその時の撮影です。

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 千年桜というのは、実際はエドヒガンで、つぼみはこんなでした。
原間のイトザクラよりは、かなり遅れて咲くのではないかと思われます。
4月の最初の土・日ごろかな、それなら出撃できそう。
今から楽しみ・・・、うまく写真撮れたらまたレポートすることにします。
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「原間のイトザクラ」二分咲き [巨木・記念木・気になる木]

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 山梨県の南部に位置する南部町、その本郷地区の原間という場所に
町指定天然記念物になっているイトザクラがあります。
各地からサクラのたよりが聞かれることから、昨日(2010年3月22日)
花見に出かけました。

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 前にもこの「原間のイトザクラ」の、晩秋の姿を紹介していて、
そこでもふれていますが、もと日蓮宗の法眼寺の旧境内にあって、
いまは地区の集会所のようになっている場所にあります。
もとお寺の建物だったような集会所の建物の裏手には、墓地が広がることから、
地域の方が、三々五々、お墓参りに来られていました。
一人のご婦人が声をかけてくださいまして、「今度の週末が見頃」
「そのときには、車もここまで入れなくなるほどの賑わいになる」と。
さらに「昨日は、そうでもなかったのに、今日見たらずいぶん咲き出して・・・」とのこと。

 ところで、イトザクラって どんなサクラなのでしょうか。
少し気になって、手元の『原色樹木圖鑑』(北隆館,1985)で調べてみました。
何たって本の厚さが6センチもあって、いままで重しか枕にしか考えてなかった図鑑です。
たくさん出ていて、知りたい樹木までたどり着くのがたいへんですが、
今回は、すっとたどり着けました。そしてわかったことは、
イトザクラとは、シダレザクラの別称だということでありました。

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 二分咲きくらいになったイトザクラ、満開なら・・・。
それでもとてもきれいでした。

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 次の土日は、たぶん出撃不可能、これでよしとしなければ・・・。


 [補記:この記事の画像データ・リンクなど再整備しました 2023.9.5]
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もう少しのがまんのようです [エートマンの道路等交通情報]

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 国道52号の身延町夜子沢地内での、片側交互通行により防災工事で、
長い間多くの方がイライラしてきたと思われますが、
本日の進捗状況をレポートして、イライラ感の緩和に貢献したいと思います。
 まず、国道52を南下する際、現場で赤信号で少し間、停車しました。
停車中は、エンジン・オフです。
間もなく、青に・・・。デジカメのシャッターを適当に押しながら進みました。

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 のり面をしっかりさせる防災工事で、工事対象ののり面はほぼ完成のよう。

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 いろいろなものを片付け、最後の舗装工事が始まっていました。
情報によると、片側交互通行は今週末までのようであります。
そしたら、ずいぶんと安全でかつ快適になりますね。
工事関係者の皆さん、もう一がんばりです。よろしく、御安全に。

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 夜子沢地内の現場の手前(鰍沢側)で、富士川町箱原地内で、もう1カ所、
長い交互通行区間があります。
こちらの工事も、もう仕上げに近いようでした。
そんなわけで、国道52号も、かなりよくなります。
春の行楽シーズンの前に、よくなりますよー。
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とても気になるエノキ見ました [巨木・記念木・気になる木]

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 うわっ、すごい逆光。バオバブの木みたいな感じですね。
この木の置かれている逆境をお伝えするため、逆光ではじまりました。

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 甲府市郊外の農家の屋敷の隅にあるエノキの木です。
エノキは、ニレ科エノキ属の落葉高木で、比較的成長の早い木です。
成長が早く、大きな木になることから、江戸時代に整備された街道の
一里塚に植えられ、ランドマークにされたという話を聞いたことがあります。

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 どうもこのお屋敷の方は、このエノキの木に、あまり大きくなってほしくないらしく、
幹の上部は切り詰められ、それだけではなく、根元の方にも・・・。

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 幹の周り、グルグルッと一週、のこぎりでひいた溝がたてられています。
このようにして木をいじめ、成長を遅らせているようです。
おどろ木です。


[補記:2023.9.6 画像データの再整備しました]
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せいじんはし [橋と川の文化誌]

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 今回は、富士川の支流・横川にかかる橋のお話しです。
ここはだいぶ交通量が多いみたいですね。

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 車の流れが切れたときに、もう一度撮りました。
橋の南詰めに「東南湖」という交差点があり、橋の上に
右折レーンが設けられていますので、けっこう幅の広い橋となっています。

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 重要そうな橋の割には、欄干に明確な親柱が見られません。
北詰寄りの下流側の欄干の下に、竣工年を示すプレートがありました。
「平成元年6月竣功」とありました。

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 北詰上流側の部分には、「せいじんはし」と、ひらがなの橋名がありました。
いったいどんな字、どんな意味で名付けられたのでしょうか。

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 どんな意味でそうなったのかは不明ですが、
漢字での表示が「聖人橋」だということが、南詰め下流側のプレートにより判明しました。

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 下流側、すぐ近くにかかる横川北橋から、今回の話題の聖人橋を見たところです。
コンクリート製の桁橋のようです。

 なお、蛇足ですが、聖人橋がささえている道路は、
県道26号富士川南アルプス線といいます。
以前には、県道増穂若草線と呼ばれていたのですが、
先般の平成の大合併の最終となる富士川町の誕生を受け、増穂が「富士川」に変わり、
若草は「南アルプス」市に合併しているので、富士川町が成立した2010年3月8日付で、
このような路線名に変わったようです。

 なおなお、「聖人橋」をネットで検索したところ、富山県にもあるようで、
そちらの方が圧倒的に記事の数が多かったです。
山梨の橋については、全体的にしっかりした情報があまりなくて
ちょっと残念な気がしました。

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 聖人橋の近くに、ここを流れている橋の名称の表示板がありました。
横川です。プレートの左手には、遠く南アルプスの主峰・北岳が見えていました。

 なおなおなお、このほど、こんな川の名称表示板を集めたブログを
別につくりました。よろしければ、そちらも見てやってください。
ブログ名は「やまなしの河川」 URLは http://fun.ap.teacup.com/yamanashi_rever/ です。
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夢見る“さんそん” [おおっ!]

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 市川三郷町の、県道409号四尾連湖公園線に沿った、静かな山村です。
冬の陽を受けて(実はこの1月に取材したもの)、夢見るように感じられました。

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 こんなふうに画面を加工(トリミング)すると、南米の古代山岳都市、マチュピチュみたいです。

 そうそう、今回の記事のタイトル「夢見る“さんそん”」は、1965年ごろヒットした
フランシス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」をもじっているオヤジギャグ・・・。
いってしまってから、ちょっとはずかしい・・・。なお歌のタイトルはYouTubeにリンクしています

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 ともかく山村のようす、よく見ると兜屋根の家や、
突き出し屋根を持つ家などが混在しています。
この地域の伝統的なものが静かに流れているようです。

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 冬の山は、「山、眠る」というようです。その前の秋は「山、装う」、夏は「山、滴る」ですね。
それは、これから春。冬の間、眠るようにしていた山の木々も一斉に目覚め、
それぞれに芽を吹き、花を咲かせ、葉や枝を伸ばしていきます。
そんな風な時期のお山を「山、笑う」というそうです。
もうすぐ、山は笑い出すのですね。

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 それで、あと、笑ってばかりいられません。
冬の間、洞穴や木のうろなどに籠もって夢見ていた、森のクマさんも活動開始となります。
この地域は、これから時に、クマに襲われるというニュースが聞かれることもしばしば。
山笑う季節に、こころして向かい合いましょう・・・、というのが今日のお話しでした。
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鉄道通信線のなごり [鉄道・電気機関車]

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 JR身延線の芦川駅を、甲府方面から身延方面に向かって見ているところです。
この写真の右手、黄色い矢印の先をご注意ください。
今日の話題は、それ・・・です。

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 近くに行って観察しました。
これは、旧国鉄時代だと思われますが、身延線にかかわる鉄道通信線の電信柱です。
周辺で、これ1つだけ、何らかの理由で残ったようです。

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 昔の童話の本に出てきそうな感じですよね。

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 少し位置を変えて見ました。
4本の腕木にたくさんの白い碍子が取り付けられています。
この碍子の数だけ通信線が張られていたのでしょうね、きっと。

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 電信柱の中ほど位の高さに、このプレートが付けられていました。
漢数字で「一九」とあるのは、電信柱に個別にふられた番号と思われ、
その上には、鉄道のレールの断面をデザイン化したマークが付けられています。

 この記事は、ryuさんのだいぶ前のコメントによる情報提供に基づいて
この1月に取材していたものです。
情報をいただいたryuさんに厚く御礼申し上げます。
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やまなし・2 夕刻にシルエットで見た・・・ [送電線と鉄塔&発電所・変電所]

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 こちらは、先週の晴れた夕方、甲府市南郊の、国道358号
「中町北」交差点で信号待ち中に見た、東京電力の送電線「山梨線」の2号鉄塔です。

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 わずかな信号待ちでの時間のなかで、日没直後の夕空を背景に、
とてもきれいに送電線鉄塔が見えたので、思わず撮影したものです。
この角度では、わかりませんが、この鉄塔は、携帯基地局のアンテナを兼架しています。

《お詫びして訂正》
 長らく「山梨線1号鉄塔」として公開してきましたが、
 このたび、あらためて精査したところ2号鉄塔であり、錯誤があったことが判明しました。
携帯のアンテナは1号鉄塔についているもので、当然こちらにはありません。
当該部分を削除します。
エートマンにはミスが多い・・・ごめんなさい。       (2011年12月5日追記)
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